中古車販売台数の推移|登録車と軽自動車の年別データと新車との比較(2025年まで)

中古車販売台数の推移 登録車と軽自動車の年別データと新車との比較

中古車販売台数の推移を、日本自動車販売協会連合会(自販連)の中古車登録台数と、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)の軽四輪車中古車販売台数でまとめました。2025年は登録車が3,632,179台、軽四輪車が2,855,689台で、合わせて約649万台です。新車より多い数です。この記事は中古車屋の開業ガイドの一つとして、2021年から2025年までの年別の数字、軽自動車の1982年からの長い推移、新車との比較を、両団体の公表資料の数字だけで整理し、開業を考える人が台数の推移から読み取れることを書いています。

中古車販売台数(中古車登録台数)とは

中古車販売台数とは、一般に、自販連が集計する登録車の「中古車登録台数」と、全軽自協が集計する「軽四輪車中古車販売台数」を指します。自販連の表は普通乗用車、小型乗用車、普通貨物車、小型貨物車、バス、その他に分かれ、注記で車種分類は登録ナンバー別、その他には特殊車や特種車等を含むとしています。軽自動車は登録ではなく届出の車なので、自販連の中古車登録台数には入らず、全軽自協が別に集計しています。自販連の「自動車統計データブック」2025年版(第43集)の目次では、中古車登録台数を新規登録、移転登録、変更(使用者変更)登録の業務種別に分けて載せています。つまり中古車登録台数は、名義が移るなどの登録の件数を数えたもので、販売店が小売した台数だけを数えた数字とは限りません。この点は注意が要ります。この記事では両団体の表題のとおりに書き分け、2つを足した数を「中古車の合計」と呼びます。

統計 集計する団体 対象
中古車車種別登録台数 日本自動車販売協会連合会(自販連) 登録車(普通車、小型車、貨物車、バスなど)。軽自動車は含みません。
軽四輪車中古車販売台数 全国軽自動車協会連合会(全軽自協) 軽四輪車の乗用車と貨物車(バン、トラック)

中古車販売台数の推移(2021年〜2025年の年別データ)

中古車販売台数の推移は、2021年から2025年まで、登録車と軽自動車を合わせて年630万台から673万台の間で動いています。合計がいちばん多かったのは2021年の6,731,025台、少なかったのは2022年の6,301,651台です。自販連の表では2022年の登録車は3,495,305台で前年比93.7%、全軽自協の表では同じ年の軽四輪車は2,806,346台で前年比6.5%減と、両方がそろって減りました。2023年と2024年は登録車が前年比101.9%、102.8%と2年続けて増え、2025年は登録車が3,632,179台(前年比99.2%)、軽四輪車が2,855,689台(前年比0.7%増)でした。2025年の合計6,487,868台は2021年より3.6%少ない水準です。年ごとの増減は数%の幅に収まっており、急に市場が広がったり縮んだりした5年間ではありません。大きな変化は2022年の落ち込みだけです。

年 登録車(自販連) 前年比 軽四輪車(全軽自協) 前年比 合計
2021年 3,728,751台 97.3% 3,002,274台 1.1%減 6,731,025台
2022年 3,495,305台 93.7% 2,806,346台 6.5%減 6,301,651台
2023年 3,562,068台 101.9% 2,872,848台 2.4%増 6,434,916台
2024年 3,661,625台 102.8% 2,836,502台 1.3%減 6,498,127台
2025年 3,632,179台 99.2% 2,855,689台 0.7%増 6,487,868台

前年比は各団体の表の数字を書き写しています(自販連は前年を100とした指数、全軽自協は増減率)。合計は2つの表の台数をこの記事で足したものです。

登録車の中古車登録台数の推移(自販連)

登録車の中古車登録台数は、自販連の年計で2025年が3,632,179台、前年比99.2%でした。内訳を見ると、乗用車の小計が3,159,563台で全体の約87%を占めます。乗用車の中では動きが分かれており、普通乗用車は2021年の1,872,619台から2025年の1,978,593台へ5.7%増えた一方、小型乗用車は1,373,160台から1,180,970台へ14.0%減りました。差は広がる一方です。普通乗用車が小型乗用車を上回る台数は、5年で約50万台から約80万台になりました。貨物車の小計は2025年に378,672台(前年比101.0%)、バスは12,842台(前年比116.5%)でした。年度で見ると、2026年4月10日に自販連が公表した2025年度(2025年4月から2026年3月)の合計は3,630,570台、前年度比99.9%で、2025年度上期(4月から9月)は1,790,095台、前年同期比101.0%でした。

車種(自販連) 2021年 2023年 2025年 2025年の前年比
普通乗用車 1,872,619台 1,872,493台 1,978,593台 100.1%
小型乗用車 1,373,160台 1,231,246台 1,180,970台 96.6%
普通貨物車 172,465台 164,612台 171,289台 102.2%
小型貨物車 220,661台 207,261台 207,383台 100.1%
合計 3,728,751台 3,562,068台 3,632,179台 99.2%

軽自動車の中古車販売台数の推移(全軽自協)

軽自動車の中古車販売台数は、全軽自協の年別推移で2025年が2,855,689台で、統計の表が始まる1982年の1,191,850台の約2.4倍です。1990年代から2000年代にかけて増え、2006年に3,037,176台と初めて300万台を超えました。その後は2010年の2,606,320台まで減ってから持ち直し、表の中でいちばん多いのは2019年の3,146,470台です。これが今のところの最多です。2020年から3年続けて減り、2022年は2,806,346台、2025年は2019年より約9%少ない水準です。中身も大きく変わっています。1982年は乗用車が428,810台で全体の約36%、貨物車が763,040台でしたが、2025年は乗用車が2,287,346台で約80%、貨物車は568,343台です。主役が入れ替わったわけです。

年 総台数 乗用車 貨物車
1982年 1,191,850台 428,810台 763,040台
2000年 2,618,172台 1,448,546台 1,169,626台
2006年 3,037,176台 2,033,569台 1,003,607台
2014年 3,088,641台 2,367,235台 721,406台
2019年 3,146,470台 2,504,576台 641,894台
2022年 2,806,346台 2,225,061台 581,285台
2025年 2,855,689台 2,287,346台 568,343台

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中古車と新車の販売台数の比較

中古車と新車の販売台数を比べると、2021年から2025年まで毎年、中古車の合計が新車の1.3倍から1.5倍あります。新車は自販連の新車登録台数(特殊車やトレーラー等を除く)と全軽自協の軽四輪車新車販売台数を足すと、2025年が4,565,777台で、中古車の合計6,487,868台の約7割です。新車は年による振れが大きく、登録車は2022年に2,563,184台(前年比91.7%)まで減り、2023年に3,034,167台(前年比118.4%)へ戻りました。同じ期間の中古車の登録車は93.7%から102.8%の幅で、新車ほど大きくは動いていません。中古車は安定しています。車種別に見ると、2025年は登録車で中古車が新車の約1.25倍、軽四輪車では約1.71倍で、軽のほうが中古車の比重が高い市場です。差ははっきりしています。

年 中古車の合計 新車の合計 中古車÷新車
2021年 6,731,025台 4,448,340台 約1.51倍
2022年 6,301,651台 4,201,320台 約1.50倍
2023年 6,434,916台 4,779,086台 約1.35倍
2024年 6,498,127台 4,421,494台 約1.47倍
2025年 6,487,868台 4,565,777台 約1.42倍

新車の合計は、自販連「新車車種別登録台数(年計)」の合計と、全軽自協「軽四輪車新車販売台数の年別・車種別推移」の総台数をこの記事で足したものです。自販連が別に公表する登録車と軽の合算表とは、集計の範囲の違いで数百台ずれることがあります。

中古車屋の開業を考える人が台数の推移から読み取ること

中古車屋の開業を考える人が台数の推移から読み取れるのは、市場全体の大きさは年650万台前後でほぼ横ばいで、伸びる市場に乗るというより、決まった大きさの市場で仕入れと販売の質を上げる商売だということです。2021年から2025年の合計の増減は年数%で、新車のように1年で2割近く動くことはありませんでした。ただし中身は動いています。登録車では普通乗用車が5年で5.7%増え、小型乗用車が14.0%減りました。軽自動車は合計の約44%を占め、そのうち約80%が乗用車です。扱う車種を決めるときは、こうした全国の傾向と、自分の商圏で売れている車を両方見ます。また中古車登録台数には名義が移る登録の件数が含まれるため、店で売れる台数の目安には、オークションの相場や地域の在庫の動きもあわせて確かめます。

  • 全国の台数は横ばいなので、開業計画の売上は「月に何台売るか」を自店の仕入れ力から積み上げます。
  • 軽の乗用車と普通乗用車の中古車は台数が多く、品ぞろえの中心にしやすい車種です。
  • 小型乗用車は5年で台数が減っているので、在庫の回転を見ながら仕入れます。
  • 新車の台数は2022年から2023年のように1年で1割以上動くことがあるので、仕入れの相場は毎月確かめます。

1台あたりの粗利の考え方は中古車販売の利益率はどのくらい?、仕入れ先の選び方は中古車の仕入れルート4種類、業者間の取引は業販とは、開業資金は中古車屋の開業資金はいくら必要?で解説しています。

まとめ

中古車販売台数は、自販連の中古車登録台数(登録車)と全軽自協の軽四輪車中古車販売台数で見ます。2025年は登録車3,632,179台、軽四輪車2,855,689台で、合計6,487,868台でした。2021年から2025年の合計は630万台から673万台の間で、いちばん少なかったのは2022年です。軽四輪車の中古車は1982年の約2.4倍に増え、2019年の3,146,470台が表の中で最多です。中古車の合計は毎年新車の1.3倍から1.5倍あり、新車より年ごとの振れが小さい市場です。数字は登録や届出の件数をもとにしているので、自店の計画には地域の相場や在庫の動きも合わせて使います。

中古車販売台数の推移に関するよくある質問

2025年の中古車販売台数は何台ですか?
自販連の中古車登録台数(登録車)が3,632,179台(前年比99.2%)、全軽自協の軽四輪車中古車販売台数が2,855,689台(前年比0.7%増)で、合わせて6,487,868台です。
中古車登録台数に軽自動車は入っていますか?
入っていません。自販連の中古車車種別登録台数は登録車(普通車、小型車、貨物車、バスなど)の集計で、軽自動車は全軽自協が「軽四輪車中古車販売台数」として別に集計しています。
中古車登録台数は販売店が売った台数と同じですか?
同じとは限りません。自販連の自動車統計データブックでは、中古車登録台数を新規登録、移転登録、変更(使用者変更)登録の業務種別に分けて載せており、名義が移る登録の件数を数えた統計です。
中古車と新車ではどちらが多く売れていますか?
中古車です。2025年は中古車の合計6,487,868台に対し、自販連の新車登録台数2,898,417台と全軽自協の軽四輪車新車販売台数1,667,360台を足した新車は4,565,777台で、中古車は新車の約1.42倍でした。
軽自動車の中古車販売台数がいちばん多かった年はいつですか?
全軽自協の年別推移では2019年の3,146,470台が最多です。2025年は2,855,689台で、2019年より約9%少ない水準です。
開業後に自店の販売台数や在庫の動きを把握するにはどうすればよいですか?
仕入れ日、売れた日、仕入れ値と売値を車ごとに残せる車両販売システム(車販ソフト)を使うと、月ごとの販売台数や在庫の日数を集計しやすくなります。整備もする店は自動車整備システムと車両データがつながるかも確認してください。

出典

この記事は次の一次情報をもとに作成しています(2026年10月24日確認)。